ひのきのぼうの沼日記

そう、人生は沼だらけ

團菊祭五月大歌舞伎 勢獅子音羽花籠/三人吉三巴白浪

GWの銀座は混んでますね。
歌舞伎座も大賑わいです。

團菊祭夜の部の一、二幕を見てきました。
今回の團菊祭は昼・夜合わせて八幕。
時間もそれぞれ三十分から一時間ぐらいじゃないのかな。
短めの演目が並んでいるので、ぷら~っと立ち寄って幕見席でちょっと歌舞伎に触れるにはちょうどいいです。

【勢獅子音羽花籠】

菊之助さんの長男・和史君の初お目見え。
華やかで豪華です。
出演者勢揃いはもちろんですが、ご挨拶で並ぶのが上手から菊五郎菊之助吉右衛門ですよ!
人間国宝サンドイッチ!
オセロなら菊之助さんも人間国宝になってるよ(☆゚∀゚)

初日の様子はテレビで沢山取り上げられてましたよね。
花道で転んで恥ずかしくて顔隠す和史君でしたね。
そこから見るに、おそらく、手を引いて歩いて登場からのご挨拶するって流れの予定だったと思うんですが…

今日は菊之助さんに抱っこされて登場。
ご挨拶の時も吉右衛門さんに抱っこされてました。
その間も初日のトラウマなのかな(⌒-⌒)、ずっと顔を隠していました(´∀`*)
「ご挨拶を」と言われて頭を下げたのですが、なんか頭の重さで舞台に頭をぶつけるような、這いつくばったような形に(´∀`*)
こてんって感じでめちゃくちゃかわいいいいいいいいい(´▽`)
一番子供らしいお目見えでした(´▽`)
最後は客席に向かってお手をふりふり。
ちゃんと自分が主役とわかっているんでしょうね(´▽`)

大きくなったらそうは言ってられないけど、今は声を大にして言える。
かわいいは正義」と。
おそらく大人になってテレビに出た際には、今回の初お目見えがいいネタになるでしょう。


三人吉三巴白浪】

超有名、大川端庚申塚の場です。
個人的に三人吉三はやっぱりテンションあがります。
キャラクターも、設定も、七五調の台詞も、全部が最高にテンションあがる。

お嬢…菊之助
お坊…海老蔵
和尚…松緑

ほぼほぼ同年代トリオの三人吉三で、子供も松緑さんのところは上ですが同年代。
こうやって團菊祭もどんどん若手がメインになっていくんだなと考えると、感慨深いです。

そしてやっぱり菊之助さんの声がいい。
これだけ余裕を持った聞き取りやすい通る声の役者さんって少ないからね。
生まれ持ったものも含めてすごい。
頭一つ抜けてる感はいなめないね。



~どうでもいいメモ~
幕見席を利用するときは、長めの演目でない時は一番後ろの立ち見台に上がって見ます。
あそこで聞くツケの反響がたまらなく好きです。