ひのきのぼうの沼日記

そう、人生は沼だらけ

Endless SHOCKの意味を知る~ミリしら観劇記~

2024年11月、生まれて初めてEndless SHOCKを観劇しました。

「SHOCKって光一くんが階段落ちするやつ」ぐらいの知識しかないのに、せっかくだしと軽い気持ちで申し込んだら当選。

なんか本当にミリしらすぎて申し訳なかったのですが、いくからには真剣に見させていただきました。

 

えっと、まず驚いたのが、

SHOCKってストーリーあったんですね!

 

私が見てきた限り、旧J事務所のステージってストーリーがあるようでない――ようは、ストーリーが破綻している舞台がほとんどだと思っていたので、かなり構成がしっかりしていることに驚きました。

そもそもがショーの世界を舞台にしていて派手なパフォーマンスの連続なので、おそらく物語が多少破綻していても力業でどうにでもなるステージだとは思うのです。

でもストーリーがしっかりしていることで、客席に疑念を抱かせず、没入感がかなり高い。

正直舐めてました。

ごめんなさい。

 

そしてもう一つ驚いたのが、音楽のレベルの高さ。

全部の音楽が良い!

サントラが欲しくなるレベルで、日本初のミュージカルでここまでキャッチ―で耳馴染みが良くてキラキラしている楽曲が並ぶ作品ってそうそうないでしょ。

びっくりしました。

これも正直舐めてましたね。

ごめんなさい。

 

人生で初めて「堂本光一」を生で見たのですが、堂本光一」って存在するんですね!

三十数年生きてきて初めて幼少期から見てきたアイドルを肉眼でとらえた時、ちょっと感動しました。

幕間もスマホを開かず、終演後にスマホの電源を入れて一番最初に調べたのが『堂本光一 年齢』。

休憩除いて約三時間。

出ずっぱりであの運動量は、常人には不可能なんですよ。

それもパフォーマンスの後に、息が上がる芝居とかが挟まってたらわかるよ?

でもそんな芝居も挟まず、パフォーマンスが続いた後も平然とお芝居してるんだもん。

どんな呼吸法してるんですか!!

ただ、光一さんのちょっと歌うような独特の台詞回しが気になりました。

一幕目は特に語尾の処理とか気になっていたのですが、二幕目はそこまで気にならず…。

自分の耳が慣れたのか、あの台詞回しとシェイクスピアの親和性がよかったからか…。

光一さん、今後シェイクスピア芝居やればいいのに。絶対似合う。

 

台詞回しと言えば、上田君の台詞回しが予想以上に上手くてびっくりしました。

こんなに舞台芝居ができる方だと思っていなくて、めっちゃ声のマイク乗りがいいし、セリフの端切れもいい。

きっとストレートプレイが上手いんだろうな…

 

今回の舞台で一番感動したのが、Kinki Kids(一人だけど)の後ろで踊るふぉ~ゆ~を生で見れたことです。

別にめちゃくちゃファンではないけど、一般教養として映像ではさんざんKinkiの後ろにいるふぉ~ゆ~は見てきたんですよ。

だからKinkiの音楽聞くと、「Kinkiっぽいな」と同時に「ふぉ~ゆ~が踊ってそうだな」って思うんです。

刷り込みとでもいうのでしょうか。

もはやイマジナリーふぉ~ゆ~ですよ。

だからリアルにその光景を見ることが出来て、本当に嬉しかった。

それも光一さんのにワイヤーつけるふぉ~ゆ~、ワイヤーOKと肩ぽんぽんするふぉ~ゆ~、戻ってくる光一さんをキャッチするふぉ~ゆ~まで見れた歓び。

感無量でした。

 

あと目が行ったのが、松尾龍くん。

他舞台でも何回か拝見してますが、本当に所作が綺麗。

東洋人演者の中でも跳躍力も群を抜いてるし、やっぱりバレエの基礎ってすごい。

この子絶対もっと、外部舞台のオーディションバンバン受けさせた方がいい。

事務所舞台の枠だけじゃもったいなさ過ぎる。

 

バレエといえば、黒人ダンサーの皆様が本当にすごい。

やっぱり彼らの持って生まれたリズム感や筋肉のバネって真似できないものがある。

そこにバレエやジャズのエッセンスが加わったら、場の支配力が抜群なんですよ。

おひねり投げ込みたいぐらい素敵だった。

 

前田美波里さんと中村麗乃ちゃんも素晴らしかった。

終演後、光一さんの次に年齢調べたのが前田美波里さんです(笑

すごすぎる。

ダンスもそうだけど、声のハリが七十代じゃないから!

美波里さんいないと舞台が回らないぐらいのお役でした。

中村麗乃ちゃんは乃木坂なんですね!

乃木坂のミュージカル女優輩出率ってなんでこんなに高いんでしょう?

生田さんはじめ打率高いですよね…

 

最後に、見るまでは「なんでEndless SHOCKっていう名前なんだろう」と思っていました。

見てわかりました。

その名の通り、三時間、客席に衝撃を与え続けるステージでした。

照明、機構、大道具、衣装、音響…どれもが一流で、それを惜しげもなく詰め込んでくる。

この規模の演出を詰め込めるのは、この事務所だからこそだと思います。

まさに豪華絢爛で、オペラグラスで一部分だけ見るのが本当にもったいない舞台でした。

目がいくつあっても足りないし、細部にまで隙が無くお金がかかっているのを感じました。

ショービジネスとして、こんだけ理想的な芝居は日本でもSHOCKだけじゃないかな…。

また機会があれば見たいな…と思っても、今月でその歴史に幕を下ろすんですよね。

今は、間に合ってよかったと、知るのが遅すぎたという両方の気持ちです。

 

無事に千穐楽まで皆様が走り抜けられますよう。

とくに光一さん、お身体大切に!

NEWSIES再演~まだ見ぬ推しに会えた歓び~

2021年のNEWSIESから三年。

待望の再演を見に行ってきました!

初演は京本さん目当てだったわけですが、今回は初演で知った作品の魅力に加え、星風まどかちゃんに会うという大目的で足を運びました。

天は赤い河のほとりが宝塚でやるんだ→宝塚100期なんて運命的な数字じゃん→この子かわいい…となって、その後NHKの舞台中継で何度か拝見し、残念ながら宝塚在籍時代は一度もチケットが当たらず……

しかし一度も生で見たことないのにファンクラブには入るという、まだ見ぬ推し・星風まどかちゃん。

その星風まどかちゃんが大好きなNEWSIESに。

これは、運命としか言いようがないですね。

 

三年ぶりのNEWSIESは、やっぱりおもしろかったです。

めちゃくちゃ本が良いし、めちゃくちゃ音楽が良い。

これを若いキャストが全力でやったら、面白いに決まっています。

正直熱量だったり、ダンスのエネルギー、若者の粗っぽさみたいなものは、初演の方があったと思います。

(前回はコロナ禍だったりで、あの劇場の熱量はちょっと異様なものがあったのも事実ですが)

ただ今回はニュージーズメンバーに至るまで、みんな歌のレベルが高い。

今回のカンパニーは、名付けるなら『歌うまカンパニー』だなと。

 

まず岩﨑大昇くんの歌がびっくりするぐらい上手いです。

台詞が滑る部分も多いし、ダンスや芝居や立ち姿はどうしても初演の京本さんと比べると細い。

なので京本さんのジャックがダントツのリーダーという感じだったのに対して、岩崎さんのジャックは仲間と肩を並べるリーダーという感じ。役者の年代も近いこともあり、それはそれで自然かなとも思います。

ただ、歌になった途端上手すぎる。

上手すぎて笑っちゃいました。

どの音域でもすんごい声が出る。

歌声の厚みと音域だけ聞いたら、ミュージカル十年戦士のそれで。

先天的な能力でいったら、事務所の中でもトップクラスにミュージカル向きの歌声を持っていると思います。もしかしたら京本さん以上かも。

少年たちとかで歌声を聞いてはいましたが、ここまで上手いとは驚きました。

 

そしてですね、その後に歌う横山賀三くんがまた上手いんですよ。

岩﨑さんとはまた違うタイプの天才。

クラッチ―のおどけた感じも声に乗っかって、表情の芝居もすごくいい。

「なにこの子、初めて知ったけどすごい…」となりました。

経歴見たらテニミュ出てるんですか?テニミュってこんなレベルの高い役者出てるの?

すごっ。

 

そしてそして、加藤清史郎さんですよ。

もう加藤清史郎君じゃない、加藤清史郎さんと呼べです。

初演の時は頭が切れる良き弟分でしたが、今回は「その知性で風穴を開ける役どころ」という存在感が大きくなっていて、ミュージカル俳優としてとってもかっこよかった。

 

その三人と、ニュージーズたち。

みんな歌上手くてコーラスのまとまりがすばらしかったです。

初演に続いての方も居ましたが、新キャストも含めて、みんな声に安定感がありました。

 

 

そして、本命の星風まどかちゃんです。

キャサリンの姿で出てきたときの攻撃力、なにあれ。

お人形じゃないですか!

着せ替え人形のごとく、次々と可愛い衣装を纏ったまどかちゃんが出てきて、そのどれもが可愛い。

丸いお顔も筋の通ったお鼻も大きい瞳も形の良い唇から覗いた歯も耳の形も横顔も、全部かわいい!(自分気持ち悪いですよね…)

その声、立ち姿は妖精のように軽やかで、彼女の周りはキラキラと光の粉が舞っているに見えました。

歌声もほんっとに可愛くて、ソロ歌唱は自然と涙が出ました。

ミュージカル大好きなんだなーって、歌う喜びがこちらに伝わってくるんです。

そしてその喜びが、キャサリンが記事を書く使命感とマッチして尊い

コロコロと表情が変わって、可愛らしさの中に色っぽさもあって…

少女のような可憐さ、女神のような凛々しさ、母のような包容力。

たった数分の曲からさまざまな表情が溢れきて、見惚れました。

尊いの極みです。

こんな圧巻のお芝居見せられたら、宝塚時代に見たかったと後悔の念がこみ上げてくるじゃないですか!でもNEWSIESに間に合ってよかった!

この目でこの耳で女優・星風まどかの魅力を堪能させていただきました。

今までも推しではあったのですが、これからは「ちゃんと生で見た上で」胸を張って、推しと宣言させていただきます!!

 

 

 

(あのー、今からでも初演の映像化しませんか?)

『モーツァルト!』観劇記~京本大我、ステージを上がる~

東京、大阪、博多…

FC、ナビザーブ、各クレカ枠など、全てのチャンスにことごとく外れたのですが、ご縁をいただき見てきました京本さんの『モーツァルト!』。

略して、きょモーツァルト

京本さん自身も憧れを語り、ファンなら「いつかヴォルフガングに!」と思っていた舞台に立つ京本さんを念願かなって拝見できました。

 

主人公はヴォルフガング。

しかしこの物語の真の主役は、彼の才能の具現化ともいえるアマデだと思う。

ヴォルフガングが苦悩し、荒れ、大人になっても、彼の中のアマデはずっとペンを走らせ続ける。

ペンを走らせるアマデがいて聞く『僕こそ音楽』と、例えば舞台上にアマデがいないで聞く『僕こそ音楽』では、まったく聞こえるものが違うだろう。

アマデこそミュージック。

たとえヴォルフガングにとって悪魔のような存在でも、アマデがペンを走らせる姿のなんと神々しいことか。

途中からアマデばかりを目で追っていた。子役ちゃん本当に素晴らしかった…。

子役ちゃんも素晴らしかったのですが、個人的にはもう一方。

涼風真世様!!

涼風さんの出演舞台は何度か見に行ったことがあるのですが、涼風さんWキャストでご出演の回に当たったことがなく。

初めて涼風真世様のお声を生で聞いて震えました。

華やかで細やかで正絹のようで、芯の通っていてクリスタルみたいなお声。

映像でしか聞いたことのなかった、剣心だしオスカルだし。

ナマ涼風さんの存在感は、言葉で表現できない感動がありました。

真彩希帆さんは相変わらず上手いし、共演経験もあるからか、京本さんと声の相性が大変良い。

大塚千弘さんもふんわり華やかで綺麗な声だし。

っていうかカンパニーが菊田一夫演劇賞受賞者だらけなのすごい。

あとは市村正親さんが、あのご年齢でWキャストじゃないのがすごいよ。超人だよ。

ストーリー部分では、正直物語の時間経過を追うのが難しかったです。

エリザベートレミゼのように革命が起きたり、それによって運命が転換していくという歴史的な事件があるわけではないので、その中でいつまでも少年のような心を持った(なかなか歳を取らない)ヴォルフガングの年齢を追うのは結構難しかった。

きっと二度目に見る機会があれば、そのあたりはストンと腑に落ちるのだと思う。

だから博多の配信が今から楽しみです。

 

さて、ここからはヴォルフガングを務めた京本さんの感想を。

シンプルに芝居が上手い。

ヴォルフガングという役の魅力なのか、京本さんのお芝居がすっごい魅力的なんですよね。

京本さんの芝居心が好き。

ただプログラムのインタビューでもご本人が語ってたけど、陰の人だなと。

拝見していても、前半のウッキウキもかわいかったのですが、後半に向けて表情が活き活きしていらっしゃったので、京本大我人間性として後半のヴォルフガングが近いんだろうなというのは伝わってきました(笑)

そしてとにかく歌う。ずーっと歌う。

あまりの歌唱量の多さに、ヴォルフガング前にシェルブールの雨傘という全編歌唱に挑んでおいて正解だったと思いました。

あそこで一音単位で会話をするという修行を積んだのは、絶対にヴォルフガングに活きていると思います。(たぶんシェルブール精神と時の部屋だった)

そんなシェルブールから約1年――

 

正直なことを言うとですね。

実は歌番組で古川さんとの『僕こそ音楽』を聴いた時、まだヴォルフガングは早いのではと感じていました。

舞台に立つ前の初披露で緊張もあったと思います。

でもあまりにも声が古川さんと比べてふんわりしている。

ミュージカル歌唱としては声が細すぎるのでは…と。

 

それが実際劇場で聞いて、圧倒的に進化していたのが低音の音圧でした。

高音に関しては元々得意だったところが、もう何の不安もないレベルまで昇華されていたのですが、低音が本当に以前に比べて厚みが増していました!

京本さんの元の歌声ってミュージカル俳優向きかと言われれば、どちらかといえばそうではないと思うのです。

ミュージカルの男役に求められるような太さや音域とは、少し違ったところに本来の京本大我の歌声の魅力はあるように思います。

でも私がミュージカル俳優・京本大我を追いかけ始めた頃に比べると、段違いにミュージカル俳優の声になっているのが、この人の努力を物語っているなと。

もちろん上には上がいるし歳を重ねてまたステージが移った時を考えたら、ここで満足してはいけないし、さらに音に厚みをつけていかなければいけないと思います。

個人的にはコーラスと歌う時に、もう少しコーラスの中から浮き出るような厚みや音の粒立ちがあったら良いなと感じたのも事実。

でも低音って育てるの難しいんですよね。(水樹奈々さんも言ってた)

ただ年齢を重ねて行けば、さらにその部分は求められていくでしょう。

今まで演じてきた舞台とは難易度が跳ね上がっているだろうこの舞台で技を磨き、是非幅を広げてほしいと思います。

そしてまだ生まれたばかりのヴォルフガング。

今年こっきりじゃなくてまた来年以降もやるでしょうね!(圧)

一年目が懐かしいねって微笑ましくなるぐらいの成長を遂げてほしいと思います。

 

おそらく京本さんの歌唱も、ストーリーと同様に一度見るより二度三度見た方が当方の解釈も深まるでしょう。

だから博多の千穐楽の配信があるのがとてもありがたいです。

古川さんのヴォルフガングと比べて見るのもおもしろそう!

 

最後に、これだけ言わせてほしい。

 

とにかくビジュがいいわ!

ハナコ第8回単独公演「そのうち」~生まれて初めて芸人さんの単独ライブに行った~

(本編のネタバレはございません)

 

生まれて初めて芸人さんの単独ライブに行った。

その昔、知り合いにチケット貰ってよしもとの劇場に行ったことはあるけど、記憶は朧気。たしか相席スタートが出ていた気がする…しか記憶にない。

なので人生初めての芸人さんのライブ。それも単独である。

 

なぜハナコのライブに行こうと思ったかを語る前に、ハナコとの出会いを紹介する。

 

まず私とハナコの出会いはキングオブコントだ。

犬のコントと追いかけるコントでハナコを知り、公式youtubeでのネタを見たら他のネタも面白くてすぐにチャンネル登録をした。

お気に入りは「家カフェ」。次点で「食育」。

どのネタにも優しさがあって、でもちょっとトゲがあっておもしろい。

いつかハナコのライブに行きたいなあ、初めてのライブはハナコがいいなあ、と思っていた。

 

それからが長かった。

5年以上は経っている。

申し訳ないほどの腰重子(こしおもこ)。

腹が減ったら公式youtubeでネタを摂取するだけの蚊みたいな生活を送っていた。

 

そんな私がなぜ、今回の第8回単独公演「そのうち」に行くに至ったか。

背中を押されたのはふたつ。

 

まずひとつは、27時間テレビのダンス企画。

秋山さんと三重高校のダンスに感動して泣いた。

そしてこれを機にハナコがさらに売れると思った。

霜降り、チョコプラとカギメンバーに抜擢されて、27時間のメインパーソナリティーまで上り詰め、そしてこのSNS上で感動を巻き起こすダンスパフォーマンス。

これから人気になって、もっとチケットが取れない存在になる!…との危機感から。

 

そしてもうひとつは、事務所ホームページに掲載されていた紹介文。

www.watanabepro.co.jp

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それは動機か。
言い訳か。

そのうちしたい。が
たまっていませんか?
みんなの“そのうち”に、
ハナコの単独公演も
入っていたら嬉しいです。
ずっとみたかった“そのうち”でも、
ちょっと気になる“そのうち”でも、大丈夫。
あなたの日常に、
驚きやきっかけを与えられると信じて。
今年も新しいコントを
たくさんつくりました。
9月は赤坂の草月ホールで。
11月は僕たちの故郷の
秋田と岡山で会いましょう。

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こんなの、自分の背中を押すのにジャストフィットすぎやしませんか。

こんなこと言われたら、“そのうち”が"いまでしょ"になりますって。

この文章を考えたのはハナコ自身だろうか。

満点、効果てきめん、高評価ボタン連打したい。

 

ということで抽選に申し込んで、無事当選。

人生初めての芸人さんの単独ライブに足を運ぶことになった。

 

普段は舞台(主に歌舞伎)かアイドルのライブぐらいにしか足を運ばないので、驚いたことが多くあった。

 

1.チケットが安い

5,000円で約2時間。

普段15,000円以上のチケット代にヒーヒー言っているので、5,000円とか信じられない。

もちろん衣装代やら舞台にかかる経費が違う。

しかし安すぎないか。

他のライブもこれぐらいなのか?

もしかして人数多いけどダウ90000とかも同じぐらいの値段なのか?

 

2.スタッフの元気がいい

物販のスタッフの元気がいい。

もう呼び込みから、お笑いを楽しみにしている客のボルテージを煽る姿勢がすばらしい。

もはや、テキ屋かと思うぐらい、うさん臭く見えるほどの元気の良さである。

 

3.女子の割合が多い

客層が7:3ぐらいで女子多め。

勝手にお笑いライブって男性多めのイメージがあったので驚いた。

フォトスポットがあったり、グッズもかわいかったり女性が喜びそうな仕掛けも多く、ポップ。

これはアイドルだ。

芸人によって客層も変わるだろうから、他の芸人さんの単独にも行ってみたい。

 

4.舞台セットが豪華

これも勝手なイメージだが、ラーメンズ好きな自分はお笑いライブ=無機質な空間でやるものと思っていたので、客入れの段階からオシャレなセットが舞台上にあってビビる。

映像もこれまたポップ。

このポップさ、よくわかんないけどワタナベエンターテインメントっぽい。

 

5.本編が様式美の畳みかけ

これが一番驚いたのだが、お笑いライブに様式美を感じるとは思わなかった。

幕間の映像を挟みつつ次から次へとコントが提供されるわけだが、当たり前だけれどそれのどれもが「フリがあって、オチがあって」の連続。

客席の予想を裏切るのももちろん面白いけど、こちらの期待に応えてくれるという面白さもある。

それは単調とか予想外の面白さがないということではない。

「志村、うしろー!」と同じで、客席との心のキャッチボールが出来ているということ。

客席とのキャッチボールが成立していることすなわち、様式美にまで昇華していることだと思う。

そして様式美があるから時々の裏切りも際立つ。

なんて綺麗なんだろう。

お笑いって綺麗だなと感動してしまった。

私が好きな歌舞伎も様式美の連続だが、お笑いの様式美の畳みかけは歌舞伎以上のものがあった(スピード感が違うしね)。

 

今回、お笑いの美しさに気づかせてくれたのは、きっとハナコの力が大きい。

会場には親子連れもいたし、ネタも全年齢に提供できる安全安心のもの。

尖ったお笑い、ブラックなネタも好きだけど、ハナコのライブが初めての場でよかった。

最後にハイタッチをした彼らの顔は輝いていたが、多分私の顔も相当輝いていたと思う。

とってもきれいな幾何学文様のようなライブだった。

 

 

 

なお、エンディングでは写真OKタイムがあった。

当方、開演中はきちんとスマホは電源からおOFFにするタイプであるため、起動が間に合わず写真は撮れなかった。

……でもいい。

その前に散々笑っているため、そのスマホの起動が遅いのもネタのひとつだと思えた。

ちょっと人間をポジティブにさせる恐るべきお笑いの力。

しかし、他のイベントでもそうなのだが、みんなスマホの起動早すぎない?(笑)

祭GALAを見に行きました

Snow Manの岩本さん、深澤さん、宮舘さんによる新作舞台『祭GALA』に行ってきました。

 

私は滝沢歌舞伎ZEROでスノ沼にハマったので、春に滝沢歌舞伎がないのがなんだか不思議な気分。もはや滝沢歌舞伎を見たのがはるか昔のように感じます…

祭GALA自体はとても楽しみにしていたものの、観客が滝沢歌舞伎と重ね合わせてしまうような舞台になっていたら嫌だなと思っていました。

それはFINALと銘打ちそこから巣立ったからには、やはり自分たちの手でオリジナリティのある舞台を作り上げていかなきゃ”進化”でないと思うから。

見た感想としては、私は一度も滝沢歌舞伎と重ねなかった!(最後の挨拶で少し懐かしくなったけど)

確かに変面や殺陣や伝統芸能のエッセンスなど滝沢歌舞伎から受け継いだ技は健在なのですが、技術を持って新しい舞台の創造に成功していたと思います。

 

個人的に気に入ったのがオープニング。

テーマソングが耳に残るリズムでとってもいい!

これから毎年春のおなじみのメロディになりそうな曲で、テンションが上がります。

そしておそらく三番叟からヒントを得たであろう舞踊がよかった。

祭というテーマで三番叟モチーフは解釈大正解。

やはりちゃんとせっかく引き継いだ和の系譜を残してくれることは大変うれしい。

 

岩本さんの演出・構成力って改めてすごいな…と思いつつ、今回特に感じたのが目線の上手さ。

岩本さんの視線ってファンが「目が合った!」と思えるぐらい、しっかりするどくピンポイントで置きに来ている感がある。

もしかしたらそれは岩本さんの魅せる技術で、本当は誰とも目が合ってないのかもしれないが…

とにかくその視線の置き場がものすごくセクシーで細やか。

そういう部分が岩本さんの繊細な振り付けに通じてくるのだと思います。

あと一人だけ肌が見えてる時間多かったな(笑)

ひとりサスケだった。

 

宮舘さんは、いっちばんのびのびしてた!

私が知ったころの宮舘さんってもっと四角四面だと思ってたんだけど、いろんな場所でキャラクターが開発された結果、3人の中で一番のびのび舞台を引っ張っていく存在になっていた。

そして何より着物が似合う。

着物が綺麗に見える骨格がまず反則なんだけど、その骨格を活かす所作が身についているから着物が本当に綺麗に見える。

腕の高さ一つとっても意識の高さがうかがえて本当に素敵だった。

去年よりもさらに似合ってたよ。

 

深澤さんはね、マニアックで申し訳ないんだけど、びっくりするぐらいおかめの面をしての所作が本当に素晴らしかった。

深澤さんだけ印象薄くない?って言われるかもしれないけど、そうじゃないんだよ!

本当におかめの芝居が上手いんだよ!面をつけての所作って難しいんだからね!

深澤辰哉という人間はその瞬間消えていて、姿勢、柔らかさが、アイドルとは思えないぐらい舞台の人のものだった。

これはちょっと本当に見てほしい。

あと驚いたのは下半身の細さね。コリャ"リアコ"ッテヨバレルノモワカルワ…

 

一方で生まれたばかりの作品ですから課題もあると感じました。

パンフを読むとまんべんなく見どころをちりばめたようですが、もう少しわかりやすく2時間弱の山場になる演目を際立たせても良かったかも。

滝沢歌舞伎で言うところの花鳥風月のような…

一皿ごとはどれも見ごたえがあっただけに、フルコースで見た際にメインディッシュが若干埋もれているというか…

決して地味だったということではなくちゃんとメインディッシュではあったので、おそらく導入部の演出とかになるのかな。

9人の舞台であれば9人の集結だけでメインディッシュ感が自然に増すとは思うので、3人という人数的にも、もっとわざとらしいぐらい際立たせても嫌味にはならないと思いました。

逆に今後回数重ねていきながら山場になる演目が出来上がったら、祭GALAの勝ちですね。

3人から最後の挨拶で「今後もこの舞台を育てていく」という言葉がありました。

2年目、3年目とどのような進化を遂げていくのか楽しみな1年目でした。

 

あとちょっとうれしかったのが、羽村君を生で見れたこと。

「俺の家の話」が大好きで、そこからずっと陰ながら応援しているので嬉しかった。

顔小っちゃかった。

あとジュニアのみんな、細いな!

いっぱい食べなさい!

そしてなるべく髪の毛上げてくれるとうれしいな!

おばちゃんの視力じゃ顔が判別できないし、実際オープニングなんか目が足りないので一瞬でお顔が判別できると助かります。

共演者、スタッフの皆様の協力なくして成立しない舞台ですから、みんな怪我無く千穐楽まで無事に務められますように。

歌舞伎座十二月大歌舞伎 爪王 ~わが青春の爪王~

爪王が歌舞伎座に帰ってきました。

歌舞伎での初演、歌舞伎座さよなら公演以来です。

爪王の上演は2014年の南座以来、9年ぶりの上演。

 

私を歌舞伎にハマらせたのは中村屋の「爪王」「俊寛」「連獅子」。

今調べたら2010年2月に爪王と俊寛が、6月に連獅子が上演されたのですね。

あの頃は幕見席でひたすら見ていました。

広い舞台が中村屋の躍動感ある踊りで小さく見えました。

 

2014年の南座では、爪王見たさに初めて遠征というものをしました。

上の方の席を取って、今はどうか知りませんが、びっくりするほど座席が狭かった思い出があります。

 

今思い返すと当時は本当に黒歴史みたいな時期で、あの頃なにをしていたとかほとんど覚えていないのですが、影響を受けた舞台はよく覚えています。

あの頃の私へ、今でもあなたは歌舞伎が大好きですよ。

なんと2023年は、昔は座れなかった高嶺の花の花道横で爪王を見れていますよ。びっくりですね。

習い事も何も長続きしないあなただけど、13年経っても歌舞伎が大好きで、中村屋の爪王を見て感動することが出来ています。

あの頃の私が爪王に心動いたおかげで、中村屋だけじゃない色んなお家の歌舞伎を楽しめています。

勘九郎さん、七之助さん、あのとき爪王をやってくれてありがとうございました。

そして2023年にまた爪王をやってくれてありがとうございます。

 

9年ぶりの爪王は最強で最高でした。

昔はもっと若さ前回の舞踊劇だったような気がするのですが、

激しさは変わらずに、ただ成熟した芸を感じたのは気のせいでしょうか。

私が歌舞伎を見慣れただけかもしれないけど、爪王から貫禄と成熟を感じたのは初めてな気がします。

七之助さんのの手先、足先の機敏さ、まばたきの少なさがまさに人外で、鷹です。

羽ばたきの角度も、針金が伸びているわけでもないのに、ジュディオングばりの美しい曲線です。

一度は折られた翼で命からがら戻ってくる吹雪ちゃん。

鷹匠が「負けたままじゃいられねぇよな、やるっきゃねえよな(意訳)」の問いに従順な吹雪ちゃん。

最後は私は最強な吹雪ちゃん。

キラキラな衣装着て、キラキラが降り注ぐ中、自尊心MAXで前にせり出してくる七之助さんは説得力しかないです。

勘九郎さんは踊りもさることながら、そこにつく表情がたまらんです。

「こいつまた来よったわ」と笑う表情や、予想外に強い吹雪ちゃんに驚く表情。

表情も踊りの大事な表現とは言いますが、勘九郎さんは格別です。

そしてみんな大好きポニーテール勘九郎さんなのですが、毛先の操り方が本当に上手い。髪の毛一本一本が生きてます。

歌舞伎にチッケムがあったら、勘九郎さんのチッケムは絶対バズると思うので、松竹は爪王のチッケムをインスタとかyoutubeに上げた方がいいです。

 

あと踊りが上手い役者さんは沢山いますけど、私が中村屋の踊りで特に凄いと思うのが重力の表現。

よく漫画で、その一点にだけ重力がかかり、地面がへこみキャラクターが押しつぶされそうになるみたいな戦闘シーンがありますけど、それを生身で表現できるのが勘九郎さんと七之助さんだと思います。

吹雪ちゃんが狐さんを地面に打ち付けるときの描写は漫画の効果線が見えます。

地で「漫画みたいな表現」が出来ちゃう中村屋、ほんと最強です。

この勘九郎さんと七之助さんの強みを最大限に生かせる舞踊劇が中村屋に在ることが奇跡だし、本当にこの二人に当て書きされたのかと思うぐらいです。

奇跡でも何でもなく、この芸が波野のDNAに刻まれているのであれば、血というものは本当に深いと思う。

 

しかし立ち回りしているのは勘九郎さんと七之助さんだけなんだけど、見どころ多すぎて目が足りない。

もっともっといろんな角度から何回も見て味わい尽くしたいです。

超歌舞伎の盛り上がりもすごかったけど、個人的には爪王の十二月になります。

シェルブールの雨傘~難易度星5つです!~

《11/23:文末に追記しました》

 

シェルブールの雨傘を見てきた。

もちろん京本さん目当てでチケットを取ったわけだが…

京本さんだけでなく、全キャストの皆さん、お疲れ様です!

いや、ほんと大変!大変な舞台よ!


今まで京本さんはいろんな挑戦をしてきたけど、今回は今までの挑戦とは毛色が違うというか、明らかに新境地への挑戦だったと思う。

事前に映画のワンシーンだけ見ていたので原作の雰囲気と全台詞が歌で構成されているというのは理解していたのだけど、

それが舞台化したとき、想像以上にキャストと客席が試されるミュージカルになっていた。

 

率直な第一印象としては、日本語訳ミュージカルの限界みたいな舞台だった。

フランス語を日本語訳詞した際どうしても言葉数がギュッとした印象になるのだが、加えてそもそもの原曲の音が細かく繊細なため、本当に歌うだけでも難しいのが素人でもわかる。

それもほぼすべての歌が歌い上げる曲ではなく、サビのない歌で会話劇を繰り広げているようなものなので、母音と子音の扱いを少しでも間違えると台詞が聞き取れなくなる。

キャストにしてみれば一瞬も気を抜けないだろうな…と。

終幕後に「全キャストは楽屋に戻ったら、熱い湯船につかって、このミュージカル関係なく好きな歌を思いっきり自由に歌ってほしい!」って思うぐらいには、客席の私にもこのミュージカルの難しさはしっかり伝わってきた。

 

お話としては難しくはないけど、正直、感情移入はできなかったかな(笑)

あと歌の力を借りて展開ジェットコースター。

幸せな期間短かったな…。

今までの京本さんの出演作の延長線上で京本さんと朝月さんのラブストーリーを期待している人は覚悟しといてください。

 

でも、かなり難しい舞台ではあるけど、京本さんがこのミュージカルに挑戦出来て良かったと思う。

京本さんがギイみたいなキャラクターのニンかと言われると多分そうではないのだけど、

王子タイプやヒーロータイプ以外のキャラクターへの挑戦は、今後の選択肢を増やすためにも良いタイミングだと思う。

あと年取ってからこういう形式のミュージカルに初挑戦するのって決心と体力にカロリーを使いそうなので、「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉があるように今チャレンジ出来て良かったのでは。

ミュージカルとしては異質ではあるけど、楽曲表現としては最高レベルの技術が求められる舞台なのは間違いないので、このステージを経ての次のステップは伸び率がきっと大きいと思う。

もちろん厳しいこと言うけど、この舞台の中でもまだまだ沢山成長できる余地を感じているので、千秋楽まで頑張ってほしい!

 

しかし、同じグループでいうとジェシービートルジュースと、京本さんのシェルブールは正反対。

こんな超絶真逆で正反対な舞台の主演を務めた二人がメインボーカル張っているSixTONESの音楽が、楽しくないわけがないよね。

年明け発売の新アルバムも楽しみだ。

 

 

《11/23追記》

 

2回目を見てきた。

舞台全体が別物だった。

音楽に操られることなく、ドラマの中に音楽があり、全体的に軽やかになってた。

京本さんは発声変えた?のか、声の乗り方が2週間前とは違う。

井上小百合さんも渡部豪太さんも、色んな役を兼務されている皆様も、歌声がめちゃくちゃ進化してた。

春野さんと朝月さんに関してはもう歌が台詞の延長線上にあって、本当に歌が上手い人は話すように歌うというけど、本当に歌と台詞の境目がなくなってた。

一回目見た時は、正直このまま京本さんがこの舞台に飲み込まれてしまうのではと思った。

ごめんなさい。

京本さんのポテンシャルはファンの私が思うより、もっともっと高かったです。

いつの間にか壁を越えて、新しいステージに行っていた。

京本さんの前に沢山のドアがあって、これからも長い道が続いているのがわかって嬉しかった!!

京本さん、これからも応援し続けます!