第二部です。
まず『逆櫓』です。
ひらがな盛衰記というお話の一場面で、通称：逆櫓と呼ばれている場面。
源平合戦の一場面のお話。
【あらすじ】
主な登場人物は、松右衛門とおよしさん夫婦、そしておよしさんのお父さん権四郎さん。
およしさんには前の夫との間にひとり子供がいます。
およしさんと権四郎さん、ある日お出かけした日に騒動に巻き込まれ、その子と間違えて違う子を連れて帰ってきてしまいます。
わが子にはいつか会えるだろうと思っていたら、なんとわが子が死んだとの知らせが！
実は間違えて連れて帰った子は木曽義仲の子供で、わが子はその子と間違われて殺されたのだ！
怒った権四郎さんは木曽jr.の首をはねようとしますが、松右衛門さんが待ったをかけます。
実は松右衛門さんは義仲の家臣の樋口次郎さんだったのです。
…序盤はこんなお話。
この後、樋口次郎さん追っ手に襲われたりと大変です。
【ツッコまずにはいられなかった】
寺子屋しかり先代萩しかり、忠義のためにわが子を…っていうのは多々ある話ですが、やっぱりピンとこないのが現代っ子な自分です。
「いずれはわが子が会えるだろう」って……
いや、すぐ探しに行けよ！（･∀･)つ
まぁ、物語だからしょうがないけどさ。
探しに行けよ！（･∀･)つ
松右衛門さんが実の姿を明かしてから、権四郎さんとおよしさんよく納得できたな！
まだね、松右衛門さんとおよしさんの実の子が若君に間違われて殺されたなら、忠義のためと飲み込むのもわかるけど…
前の夫との子だからね！（･∀･)つ
松右衛門さんと血繋がってないからね！（･∀･)つ
でも最後に権四郎さんが、若君の命を助けるためにとった方法は泣けたけどね。
そうするしかないってのが、ここは納得できました。
【頑張れ成駒屋！】
松右衛門演じるは橋之助さん。
大役だからでしょうか、かなり力が入っていたように思えます。
「権四郎、頭が高い」の響きは待ってました！って感じでかっこよかったです。
およしさんを演じた児太郎丈がよかった！
お父さんの血を継いでいい女形になってます。
とくに今回の人妻のようなお役似合ってます。
国夫丈も宜夫丈もまだまだこれからですが、頑張ってます。
しっかし、歌舞伎の宙返りってどうやってんだろ…
一回やってみたいけど、受け身難しそう…
～どうでもいいメモ～
子役の集中力凄い
