【懐かしの棒しばり】
前回見たのは一昨年の納涼歌舞伎ででした。
三津五郎さんと勘九郎さんと彌十郎さんの棒しばり。
勘三郎さんを偲んでの組み合わせでした。
今回は、勘九郎さんと、三津五郎さんの息子・巳之助さんと彌十郎さんの棒しばりです。
お父さん方の代から続いてきた棒しばりが、息子たちの代まで「中村屋と大和屋といえばこれでしょ」ってな具合に受け継がれる。
ちょっと切なくなりますが、とっても面白い作品です。
本日歌舞伎座はどっかんどっかん笑いの嵐でした。
【いいコンビ】
そもそも若手の中でも踊りが上手い二人。
個人的に、重心の低さに定評がある二人です。
足腰の使い方が抜群にうまいと思うのです。
そんな二人が棒しばりでは軽やかに、力を抜いて踊っているように見えます。
とってもいいコンビで、粋なコンビです。
多分、何年もこのコンビでずーっとやってったら、もっともっと軽やかさと滑稽さに拍車がかかっていくんだろうなと思うと、納涼歌舞伎で定期的にやってほしいと思います。
またそれを見守る彌十郎さんもおちゃめでいいね。
先代の棒しばりを見てきた彌十郎さんには新しい二人はどう映るのでしょうか。
しっかし巳之助さん、お父さんに似てたなー。
～どうでもいいメモ～
いつか新悟丈が曽根松兵衛やるのかな？
…まだ想像できない。
