自分のなかで毎月恒例になってきた神田de歌舞伎に行ってきました。
今回は坂東巳之助さんがゲスト。
客層もお姉さま方が沢山で華やかです(*>ω<*)
2014年に巳之助さんが演じられた役柄を順々に振り返りからの、来年一月の浅草歌舞伎のお話をしてくださいました。
「あぁこの演目生で見た見た」っていうお役についてもお話を伺えて嬉しかったです。
浅草歌舞伎についても、見に行こうか迷っていた私の背中を押してくれました。
猿之介さんからバトンを受け継いだ新しい世代の浅草歌舞伎一発目ですもんね。
話題の戦隊風チラシの裏話なんかも聞けておもしろかったです。
個人的に今回印象に残ったのが、巳之助さんの役者観・言葉。
1,舞台に立ってしまえば、自分との戦いでも共演者との戦いでもない。お客様に楽しんでもらうためのもの。
あぁー心に染みます。
これって結構忘れがちになってしまうことなんですよね。
特にお客様が目の前にいる訳じゃないお仕事とか、気づいたら自分や共演者との戦いになっちゃう。
やっぱりそうならない為には余裕が大事とのこと。
やることは本番前に片付けておいて、後は本番を楽しむ!
…結構難しいよねコレ( ̄∀ ̄)
2,あの役やりたいとか言わない。
巳之助さんは心の中にはあっても「あの役やりたい」とか言わないとのこと。
行ってしまうと言葉が一人歩きして、いざその役をやるってときにお客さんに「巳之助さんがやりたかった役」という先入観が出来てしまうから。
あと、「ここの役のここが気を付けて演じなきゃいけないとこなの!見所よ!」とかも同じ理由で言わない。
この役者観を聞いて、この先巳之助さんには歌舞伎だけじゃなく様々なジャンルのお仕事が増えていくと、直感的に思いました。
努力は見せるものじゃないし、お客さんにフラットな気持ちで見てもらいたい。
あー超わかるわ…
私のアイドル観と同じ。
あれですね。
巳之助さんはアイドルで例えると、Berryz工房です!
℃-uteとか努力のヒストリーを見せるタイプじゃなく、Berryz工房のようなお客さん第一アイドルタイプだと思った。
そんなわけで、今回の神田de歌舞伎に関して感じたことを書いてきました。
最後にやっぱり思ったのが。
いまじナイトの時も思いましたが、こんなに熱量を持っている人の思考・トークが面白くないわけがない。
今まで人の人生において一番人生を左右するもの・必要なものを色々と考えてきました。
天賦の才、努力の才能、生まれ持った容姿、財力…
でも結局一番大事で、前述した全てにとっても必要なものって熱量じゃないかと思うんです。
そんな中でも役者って、特に幾つもの役の命を燃やさなければいけない熱量が尋常じゃない職業ですよね。
巳之助さんのエネルギーは天性の舞台人のそれですわ。
関亜弓さんが可愛かったお。
~どうでもいいメモ~
浅草に行ったら美味しいもの食べて江戸の正月満喫しよう!