ひのきのぼうの沼日記

そう、人生は沼だらけ

虎者2020の配信を見た。想像を超えてきた。

虎者2020の配信を見ました。

youtubeも見てる、少年倶楽部も見てる、映像でだけどジュニアの8.8祭と単独ライブ「ENTER1234567」は見ている私の、Travis Japanへの印象は『踊れる子たち』。

演技やコンサートでない舞台でのパフォーマンスは初めて見ました。

 

結果、色んな意味で予想を裏切られ、想像を超えてきました!

 

 

①ストーリーが予想外過ぎた

 

Namidaの結晶のMVのイメージで臨んだので、しょっぱなのハセジュンに驚く(これは皆さんいつか舞台を見てください)。

推しではないが、びっくりしすぎて終始、「ハセジュン!!?……ハセジュン???……ハセジュンNNN!…(showtime)ハセジュン!!!」だった。

 

話がそれた。

 

最大の驚きは、トラジャって7人兄弟なの!?

忍者×トランポリン×Namidaの結晶ってことぐらいしか予備知識のない状態で臨んだので「真田十勇士みたいな感じかなー」と思っていたのですが、まさかの兄弟。

松松双子設定とかだったらおもしろいなーとか思ってたけど、まさかの全員兄弟!

あとまさかの銀河。

タッキー!聞いてないよ!

 

 

Travis Japanの裸一貫さが想像を超える

 

踊れる子たちだし、トラジャの武器を生かした舞台になるとは思っていたのですが、正直ここまで裸一貫でぶつかってくるとは想像していませんでした。

舞台装置がとてもシンプル。

コロナ禍での結果か、「こいつら動けるんで!」っていう自信の表れかわかりませんが、とにかくトラジャの体技に目が行く。

配信で見たので焦点は先方の誘導にはなったけど、多分生でもあのシンプルさは舞台機構の観察で視線がそれたりしない、演者にとっては逃げ道がないデザインだと思います。

 

そこでの7人のパフォーマンスが素晴らしい。

とくに想像を超えてきたのが、宮近海斗さん。

歌番組やコンサートとは表情が別人!

舞台ver.スイッチが入った彼はいつもよりオーラの切れ味が鋭く感じました。

コンサートでの彼は、センター然としていながらも絶対全員の手を離さない丸みを感じるのですが、

今日の彼、特に冒頭なんかは怖いくらいで、周りが気を抜いたら置いていきかねない覇気を感じました。

今まで他グループのセンターと比べて宮近さんって「俺がセンターです!」感が少ないと思っていたのですが、宮近さんがセンターにいる理由って「圧倒的センターだから」なんだなと納得させられました。

本当に今までこんな顔を持っているとは知らなかったので驚きました。

 

そしてもう一人、松田元太さん。

歌声がいい!

良い声を十分に生かし切れている歌唱力も素晴らしい!

配信ライブでも良い声だとは思っていましたが、じっくり聞いてさらに上手いなぁと感心した次第です。

 

あとひとつ発見したこと。

いつもコンサートとかで川島如恵留さんのパフォーマンス見るたびに「彼の後ろには帝国劇場が見える…(褒めてます)」と思っていたのですが、

今日、舞台に立っている彼を見たらちゃんと新橋演舞場仕様なんですよね。

私は今まで、彼がミュージカル出身だからコンサートでも帝国劇場オーラがにじみ出てきているのかと思っていましたが、

きっと彼は、意図して「Travis Japan川島如恵留=帝国劇場オーラ」を演出していたんでしょうね。

自己プロデュースがすごいです。

 

 

③IMPACTorsの出番が想像以上に多い

 

最近グループ名がついたIMPACTorsのうち5人が虎者に参加しています。

実は滝沢歌舞伎ZEROで佐藤新さんの「牛若!(顔バン!)」を見て、応援していたグループでもあるので素直に嬉しいんですが、とにかくめっちゃ出る。

Travis Japan様、トラジャファンの皆さん、ありがとうございます!)

役柄的に虎者が7人兄弟っていうのもあって、特に単独行動の佐藤新さんがめっちゃ目立ちます。準主役です。

個人的には「牛若!(顔バン!)」のイメージが強いので、こういう演技も出来るんだな~とかわいらしい顔面とのギャップに驚きました。

あとIMPACTorsでもう一人語っておきたいのが影山拓也さん。

滝沢歌舞伎ZEROで安定感は存じていたのですが、やっぱり佇まいが良い。

役者に大切な「顔良し・声良し・姿良し」の条件の顔と声はジャニーズは備えている子多いですけど、舞台上での姿が決まる子は少ないですけど、彼は姿もいい。

多分、彼はグループ結成がなかったとしても、ひとりでも外部の舞台で十分やっていける人材だと思います。

そんな彼がグループに入ってデビューを目指す。いいですね。

こういう子、いままであんまりいなかったんじゃないかな…

ただこれからアイドルとアクターの両輪で行けるのか、グループ名にもあるアクター成分多めになるのかは、IMPACTorsとファン次第。

彼らが進みたい道を応援しています。

 

 

 

 

 

虎者は2年目。

まだ生まれたばかりです。

だからこの舞台の今後が楽しみでなりません。

Travis Japanが大きくなれば舞台機構もさらに凝ったものに、パフォーマンスも過酷に進化していくことでしょう。

しかしどんなに大掛かりなものが来ても、繊細なものが来ても、今裸一貫で勝負できているトラジャならこなせると確信できた舞台でした。

せっかくこうやってご縁があって2年目の虎者が見れたので、

3年、4年…10年と虎者の進化を見たいと思わせてくれました。

Snow Manによって古のハロヲタ(ベリヲタ)が生還し、今泣いてる

Snow Manの2ndシングルに収録される『君の彼氏になりたい。』がラジオで解禁された。

 

最初タイトルが発表されたとき、

ハロプロ研修生の『彼女になりたい』みたいなタイトルだなw」

と思った。

 

解禁日、さっそく聞いた。

想像以上に、『彼女になりたい』よりハロプロらしい歌詞と曲調だった。

むしろ『彼女になりたい』がハロプロの中でも突き抜けて電波なので、『君の彼氏になりたい。』のほうがハロプロらしいとさえ感じる。

万が一、まだ公開されていない2番の歌詞で、甘いもの食べたくなっちゃったり、突然四季を感じたり、宇宙規模の話し始めたら、完全にハロプロだ。

 

 

2度、3度と、radikoでリピートした。

 

Snow Manの声と一緒にハロメンの声が聞こえた(気がした)。

後ろの方で薄く、でも存在感のあるつんくのコーラスが聞こえた(気がした)。

 

「大好き」

 

菅谷梨沙子の声が聞こえた(気がした)。

 

イントロはBerryz工房版のハレーションサマーを思い出し、キョロちゃんのOP映像が目に浮かんだ(キョロちゃんココナッツ娘。だが)。

 

10回過ぎたころには全パートが完璧にBerryz工房の声で再生されるようになった。

 

 

 

泣いた。

 

私はまだちゃんとベリヲタだった。

 

 

好きなアイドルはたくさんいるが、私にとってBerryz工房は聖域。神だ。

しかしその愛を、ももちのラストライブを境に心の底に押し込めた。

愛が薄まったわけではない。

ただこの愛をずっと盾として剣として構えていたら、私はどのアイドルもBerryz工房と比べてしまい心の底から応援できないと思ったから。

今でも、Berryz工房の曲は軽い気持ちでは聞けない。大切な時に聞くようにしている。

 

そんなBerryz工房との距離感だから、時々

「私はBerryz工房を聖域化するふりをして実はヲタ卒をしているのでは」

という疑念が頭をよぎることもあった。

 

しかしSnow Manの『君の彼氏になりたい。』によって、私の中のBerryz工房愛が沸騰して吹きこぼれた。

 

Berryz工房愛が吹きこぼれた結果、

今、ももち(推しメン)に会いたくて泣いてる。

 

ももちが幸せになってって言ったから。

有明に涙は置いてきて、私はもう泣かないって決めたのに。

今、ももちに会いたくて泣いてるもん。

Snow Manの歌聞いて。

後輩のカバー聞いても泣くことなかったのに、Snow Manの歌聞いて泣いてる。

 

私のBerryz工房愛がSnow Manによって証明された。

Snow Manが証明してくれた。

好きなアイドルが好きなアイドルへの愛を証明してくれた。

 

なんだこの幸せな世界。

 

だからアイドルヲタクはやめられないんだよ。

 

 

――2020年夏。

ももちが普通の女性に戻って3年。

Berryz工房への愛を大事に抱え直して、

そしてSnow Manへの愛も携えて、

私は生きていく。

 

 

 

 

******************

おまけ

 

Berryz工房が『君の彼氏になりたい。』を歌ったら…という歌割り。

耳コピなので歌詞間違いはすみません)

 

大好きだけど大好きだとは自分からは言わないね 友理奈

しょうがないなしょうがないよね好きになった方が負け 

君のガラスの靴 脱がせるのは俺 梨沙子

俺今夜今夜…帰るな 梨沙子

 

12時過ぎて君が帰らないなんて 佐紀

俺の彼女になるつもりなの 千奈美

ねぇこのあともし勇気が出たら 茉麻

冗談で言おうかな 桃子

 

「大好き」 梨沙子

 

無理無理無理やっぱ無理 君の彼氏になりたいとか

無理無理無理やっぱ無理 絶対言える絶対言えない

どんなに寄り添って 桃子

時間を過ごしたって 

君は12時に帰るんでしょ

 

その目も 茉麻

(その手もその髪も) 佐紀

笑顔も 千奈美

(全部がたまにね) 佐紀

俺のものみたいに思えちゃう 桃子友理奈

で消えちゃう 

 

「返さない」 梨沙子

 

無理無理無理やっぱ無理 君の彼氏になりたいとか

無理無理無理やっぱ無理 絶対言える絶対言えない

どんなに寄り添って 友理奈

時間を過ごしたって 梨沙子

君は12時に帰るんでしょ

 

8時9時10時11時

8時9時10時11時半…

 

******************

 

 

ちなみに私が、Snow Manに歌ってほしいBerryz楽曲第一位は『なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?』です。

滝沢歌舞伎ZEROの円盤が手に入らない問題から感じた“推し事”疲れについて

大好きなモノやアーティストへの“推し事”をやめるきっかけには大きく2つあると思う。

「嫌いになったからやめる」

「疲れたからやめる」

だ。

 

「嫌いになったからやめる」は単純明快。

自分の気持ちにも踏ん切りがついているし、未練もなく推し事をやめることができる。

 

一方「疲れたからやめる」には、正しくは頭に「大好きだけど」がつく。

「大好きだけど疲れたからやめる」

こちらは自分の気持ちに踏ん切りもついておらず、本当はこれからもずっと推していきたいという気持ちはある。

だけど心と体がついていかなくなる。

結果、推し事を辞めざるを得なくなり、

テレビに出ていればチェックするけれど、お金は落とさないようなファンになる。

※このブログでの“推し事”とは「お金を落とす活動」と定義する

 

 

ファンは何に疲れるか。

 

供給が多すぎてお財布が回らなくなると疲れる。

これはファン一人一人の事情があるので、売り手側にはどうすることもできない問題だ。

 

もうひとつ、需要に対して供給があまりにも少ないと疲れる。

これは売り手側に改善することが可能な疲れだ。

 

今まさに、Snow Manファンの私は後者の理由で疲れている。

 

滝沢歌舞伎ZEROの初回限定版と通常版(初回仕様)の予約がまったく出来ない。※7/7時点

(発売延期前に予約していたのに用意できないとかで散々…涙)

尋ねたところ、予約でいっぱいで発売当日に店舗に並ばないお店も多い。

ネットで調べ、店舗に電話していくうちに、私の心は疲弊していく。

 

Snow Manが大好きだ。

大好きが故に、推し事に疲れていくという事実が辛い。

こんな精神状態で推し事を続けることがSnow Manに申し訳ない。

 

生産数をコントロールし、在庫を残さないように売り切るのは立派な販売戦略だ。

私もそういった業界にいるからわかる。

ただ、今回の滝沢歌舞伎ZEROの円盤に関してはあまりにも戦略が不親切ではないか。

 

彼らはデビューしたてのグループだ。

ファンが増えていく過程であり、発売延期期間のファンの増加率など加味すれば、

当初の発売日で設定していた生産数では足りないことはわかるはず。

(FC会員数とかデータもってるのでわかるはず)

また彼らの初の冠舞台の映像化ということで、ライトユーザーの購入も多いことは予想できる。

 

それなのに、発売日決定の時点でほとんどのネットショップ・実店舗は受付終了。

これではそもそもライトユーザーに届かない。

舞台裏が見たいというライトユーザーはこれで離れていく可能性がある。

尚、一度離れたライトユーザーはいろんなところを回遊しているので、戻ってきてくれるまで時間がかかることもある。

これはまずい。

 

そしてもちろん発売延期期間や最近“推し事”を始めたファンにも届かない。

探して探して、定価以上で譲りますツイートにイライラして、探して探して…

疲れて限界が来る。

心身が限界になると、

好き度数が劣るコンテンツだとしても、需要と供給が釣り合っているほうに気持ちは流れていく。

これもまずい。

 

そう。

今のままではいいことがない。

完売という箔がつくとか、希少価値があがるとか、そういうメリットはあるかもしれないが、

ファンにとっていいことがない。

 

だから私は事務所に、以下の提言したい。

 

初回生産限定版と通常版(初回仕様)の生産期間の見直し

今回は新型コロナによる発売延期という特別な事情をふまえ、初回限定版と通常版の初回仕様の生産期間を延ばしてほしい。

新型コロナの影響で生産ラインの確保が難しいのであれば、公式ショップで予約限定生産にし「発送までに時間はかかるが」という条件付きでも良い。

ただ、こっそりぬるっと実行されると、「ここのオンラインショップで一瞬復活したのになんだったんだ!」みたいになるので、その旨は公式サイトできちんとアナウンスすること。

 

 

私はまだ、

ライブグッズが完売したとか、

ジャニーズショップで公式グッズが完売したとか、は我慢できる。

言い方は悪いが小さな市場だから。

しかしデビュー組の一番の主戦場であるCDやライブDVDの類が、このように明らかな需要と供給のミスマッチを引き起こしている事態は由々しき問題だと思う。

カレンダー騒動のようなことを主戦場で起こしてはならない。

 

ジャニーズ事務所Snow Manのマネジメント戦略を担っているスタッフさん。

ファンは“推し事”で疲れることは好きです。

でもそれは「ライブで体力使った!」「雑誌もいっぱい出てるから買うの大変!」とか気持ち良い疲れが好きなのです。

需要に心が削られるだけの疲れは、私たちにとって辛いだけです。

辛いことからは逃げてしまうのは人間の本能です。

 

だからおねがいします。

私はまだSnow Manを好きでいたいのです。

健康的に応援したいのです。

好きだけどもう…にはなりたくないのです。

 

おねがいします。

私を離さないで。

(どこのドラマだよ)

 

 

SixTONES京本大我への気持ちを見つめなおしてみた

京本さん ああ京本さん 京本さん

 

京本大我は人の思考回路を麻痺させ、語彙力を著しく低下させる天才だ。

 

私はSixTONESが好きだ。

推しメンは全員、みんな大好きなDDで、箱推しというやつだ。

彼ら一人一人の魅力を語れと言われれば、つたない日本語力ながら言葉にすることが出来る。

しかしその中で唯一、その魅力を上手く言葉にできないメンバーがいる。

京本大我だ。

彼を見たとき、彼の歌を聞いたとき、おそらく私の深層心理では「かっこいい」とか「このフレーズ最高」とかいう気持ちが芽生えているはずなのだが、

その気持ちが口元まで到達したときには、

 

京本さん ああ京本さん 京本さん

 

に変換されている。

 

ここまで書いて「冒頭に箱推しって言ってるけど、京本さん坦じゃねえか」と思われた方もいるだろう。

そうなのかもしれない。

でもこれが”正しい推しに対する好き”なのかがわからない。

他のメンバーに対する「好き」と京本さんに対する「好き」は違う。

 

私は基本的に彼らの応援をするときは祖母目線になる。

例えば慎太郎を見るたびに、とにかく「お金あげるから何か美味しいもの食べといで」と言いたくなる。

たまーに静岡に帰ってきた北斗に「そんなにいらないって」と言われても、帰り際に地元のおいしいものを沢山持たせてあげたい。

空港に迎えに行ったらジェシーのあの笑い声で「AHAHA。おばあちゃん超元気じゃん!」と言ってもらいたいから足腰は丈夫でいたい。

高地には「バイク気をつけなさいよ」と言いながら、もしかしたら自分もこっそりバイクについて勉強するかもしれない。

田中樹がふいに「なんか買ってあげるよ」と百貨店に連れて行ってくれたら、夜中に仏壇に手を合わせながらおばあちゃんは泣くだろう。

そう。彼らとは年に1回親戚連中で集まったときに、ワイワイガヤガヤ「TV見たよ」「CD買ったよ」と報告しあいたい。

そんな存在なのだ。

 

当初、京本さんもそんな気持ちで応援していた。

しかし今年に入ってから、

「京本さんにご飯食べといでなんて言えない」

「プライベートで年に一回も会いたくない」

「むしろステージ上やテレビの中の彼にしか会いたくない」

と思うようになった。

気持ちが冷めたのではない。

むしろ温度は高くなっている。

 

何か私の中での京本さん像を変えた出来事があるのではと思い返したら、あった。

 

今年1月、初めてSixTONESのライブを見に行った時だ。

ビギナーズラックでむちゃくちゃ京本さんを間近で堪能できる席を引き当てた。

しかしいざ近くに来るとキャーともアーとも言えず、だからと言って完全に地蔵になることも出来ず、「あっ実在している人間だったんだ」と思いながら、うちわを小刻みに振ることしか出来なかった。

あのときに、これ以上近づいたらダメだと気づいた。

 

その瞬間に京本さんは私の中で”宝塚”になったのだ。

 

彼の舞台は見に行きたい。

なるべく良い席では見たいが、明確な舞台と客席という一戦は欲しい。

京本大我という仮面をつけた京本さんを好きでいたいから、プライベートは知りたくない。

もし近くに行けるとなってもディナーショー以上の近さは必要ない。

多分それ以上近づいたらビックバンが起きて死ぬ。

これは戦争だ。

遠すぎたら生きていけない。

近すぎたら量子レベルで弾け死ぬ。

ちょっと何言ってるかわからなくなってきた。

こういうところだぞ京本大我

貴様は私の思考を麻痺させ、語彙力を低下させる。

ほら見ろ、こんなに書いているのに京本さんの良いところとか一つも書いてない。

ごめんな。

 

まだ私の理性が残っているうちに、京本さんの魅力を一つ上げよう。

 

彼は努力の人だと思う。天才ではない。

武器としている歌唱力も後天的なものだというのが推察できる。

天才肌が多いSixTONESの中でも努力の割合が多い人なのではなかろうか。

だから私はミュージカルでの彼をとても信頼している。

安心感はまだないと思う。けど、信頼できるミュージカル俳優だ。

じゃないと小池先生も彼を選ばないだろう。

今はニュージーズの幕が無事に開いてほしい。

 

そう願いつつ、SixTONESyoutubeに上げてくれた『すとらじvol.4』を見る。

 

 

 

あぁ今日も京本さんが京本さんしてて、とっても京本さんだ。

重さと尊さの正比例~劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーvsルパンレンジャーvsパトレンジャーによせて~

 

この記事は多大なネタバレを含みます。

 

 

1年前の2019年の2月第二日曜日。

ルパンレンジャーvsパトレンジャーが最終回を迎えました。

あれからちょうど一年。

20202月第2日曜日、私は映画館へ。

「劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーvsルパンレンジャーvsパトレンジャー」を見るために。

 

テレビ放送から1年が経ち、今の主役はリュウソウジャー。

キラメイジャーエピソードZEROとの同時上映時間というボリュームからも、正直期待はしていなかった。

 

泣いた。

アラサー、劇場で泣いたってよ。

 

 

ギャングラーから大切な人たちを取り戻し、いつも通りのルパンコレクションの奪い合いで幕を下ろしたテレビシリーズ。

その後の世界は、大切な人たちと幸せに暮らし、時々警察とも仲良くやってくれればいいな、なんて願っていました。

 

 

 

 

……甘くなかったルパパトは!

所詮夢物語だよ、そんな妄想!

 

 

 

 

大切な人を取り戻してもなお、快盗がお尋ね者ということは変わらず。

ルパパトお互いに居場所を知らず、顔を合わせるのは現場だけ、ルパンコレクションを奪い合う時のみって!

魁利が偽名を使っている・透真が国際警察に見つからずにお店をやっているということは、快盗3人は魁利・透真・初美花という存在は消して生活をしているということ。

そして透真にいたっては彩さんからも距離を置いている…ってことは、魁利・初美花も家族とは距離を取っているだろう。

ということは、普段、魁利・透真・初美花という名前で呼んでくれるのはノエルとコグレさんぐらい。あとは現場で顔を合わせる国際警察。

重い…!

それも今まではジュレという拠点があったけど、今は三人別々に暮らして必要な時だけ招集みたいだし…

さらに重い!

 

でもその重さが尊い!!!

 

 

1年経って快盗も警察も大人になってて、まとっている哀愁がもう段違いでさ…

快盗と警察の距離感がね…もう……絶対に埋まらない飛び越えられない溝がそこにはあるんだよ!

多分国際警察のお偉いさんが快盗を無罪放免にしても、おそらく埋まらないだろうなってものが。

そして快盗は警察が無遠慮にそこを縮めてこないとわかっているし、警察も踏み込んではいけない部分というのをわかっているからこその信頼関係。

やっぱり重い!

 

でもその重さが尊い!!!

 

 

結局3人は、どんな視聴者より覚悟決めて快盗やってたんだよ!

そして警察3人も、どんな視聴者より覚悟決めて快盗を追ってんだよ!

ああああ重い!

 

でもその重さが尊い!!!

 

その重さが尊いんだよ!!!

 

 

 

テレビシリーズから続くその重さが私たちは好きなんだ!!!

腐女子目線で例えるなら、ルパパトは圧倒的JUNE。昨今の光の腐女子にはハードすぎあの頃のJUNEの空気。

これが俺たちが選び取ったハッピーエンド…!

 

くぅうううう…重い!重尊い!!!

 

 

ルパパトの業から目を背けずに、彼らのその後を教えてくれた香村女史ありがとう!

リュウソウジャーもありがとう!

あなたたちの光がルパパトの陰を際立たせてくれました!

 

 

出来ることなら5年後でも10年後でもまた彼らに会いたい。

あれ?

でもそうすると警察のvsビークルを快盗は取り返せていないということになるわけで、

それはイコール、まだ快盗と警察のこの関係は変わらないということ。

 

 

 

やばい。重い。

見たいけど重い!!!

 

 

 

個人的にスーパー戦隊で一番HP抉られた最終回はタイムレンジャーなんですけど、ルパパトは今回の劇場版によってそれに並ぶ抉りを見せてくれました。

 

あー!重さって尊い!!

2019年わたしのベストステージ

2019年も終わることだし、観劇日記を見返しながら今年のベストステージを決めようと思います。

とはいってもホームがほぼ歌舞伎ですので、歌舞伎中心のランキングです。

 

第5位

歌舞伎座 三月大歌舞伎 盛綱陣屋

中村屋から一人挑んだ勘太郎丈のお芝居が涙を誘い、眞秀くんもとてもよかった。

仁左衛門さん始めとして早々たる顔ぶれでお芝居の厚みも素晴らしく、個人的には左團次さんの“受け”の芝居が大好きです。

じっくり堪能させていただいたお芝居でした。

 

第4位

浅草公会堂 新春浅草歌舞伎 義賢最期・番町皿屋敷

1月の若手公演から2本。

松也さんの義賢最期は若手公演の域を超えていた気がします。

歌舞伎座か新橋に持っていけるレベルだし、先輩方はこの追い上げは怖いだろうな…と。

番町皿屋敷は正直そんなに期待していなかった記憶があるのですが、お菊を演じた種之助丈がとってもよかった!

種之助丈って踊りは上手いという印象はあったのですが、お菊をここまで演じられるのは予想外でした。

 

第2位

歌舞伎座 六月大歌舞伎 風雲児たち

新橋演舞場 (12月)新作歌舞伎 風の谷のナウシカ

優劣つけがたく同率2位です。

風雲児たち』はとにかく三谷幸喜の本が素晴らしい!

おかしみとかなしみのバランスからの、最後の威力よ。これが三谷幸喜の力か。

役者さんもみなさんも素晴らしいのは言わずもがな、個人的には音楽が神でした。

個人的には古典技術×現代口語は、新作歌舞伎における古典音楽の使い方の一つの集大成だと思っています。

風の谷のナウシカ』は通し狂言という形が大成功でした。

漫画の世界観を見事に昼夜に収め、原作ファンも原作未読の人も楽しめる舞台だったのでは。

菊之助さんがとてもナチュラルにナウシカの清純さを纏われていたのが印象的。

と同時に、菊之助さんのナウシカからは歌舞伎を感じたのがおもしろかった。

「歌舞伎役者が演じれば歌舞伎になる」というのは勘三郎さんの代ぐらいまでだと私は思っているのですが、菊之助さんのナウシカからは歌舞伎を感じ、すごいなと。

あと七之助さんのクシャナが神。マジ神。ありがとう(語彙力

 

第1位

京都南座 九月花形歌舞伎 東海道四谷怪談

美しいチラシデザインと同様に、愛之助さんと中車さんの悪がスッキリしていて、七之助さんのお岩の清らかさとの対比が美しい。

七之助さんは今年も大車輪の活躍で、吉田屋や先代萩女形の大役を務められましたが、個人的にはお岩さんが一番かな。

勘三郎さんの魂と玉三郎さんの教えを受け継いではいるけど、中村七之助のお岩だったのがうれしかった。

三役の演じ分けも素晴らしく、京都に行って良かったと大満足でした。

 

 

 

こんぴらもよかったし、先代萩もよかったし…

ランキングに泣く泣く入れられなかった芝居たちごめんよ!

 

というわけで、最後に特別賞。

 

特別賞

滝沢歌舞伎ZERO

エリザベート

 

滝沢歌舞伎ZEROは衝撃でした。

ジャニーズのエンターテインメントの強さを感じました。

デビュー前のSnow Manのステージを拝見できて貴重な体験でしたし、いまではSnowとManの間にスペースが入るということも学習しました!

 

エリザベートは今まで映像でしか拝見したことのなかった花總まり様のお姿を拝見できて感無量でございました。

花總まり様・井上芳雄・山崎育三郎・京本大我という神キャスティングの日に行けるなんて…

下界の人間が花總まり様のご尊顔を拝することが出来るだけでも幸せだというのに…

 

 

来年もいっぱいお芝居見るぞー!と誓いを新たに。

来年の目標はストレートプレイをもっと見に行く!昔は大学も通わずに奨学金で下北沢や渋谷に通いまくったのが懐かしい…

ABKAI2019~第1章FINAL~『SANEMORI』を見に行ってきた

ABKAI2019~第1章FINAL~『SANEMORI』を見に行ってきました。

SnowManのお二人も出るし、海老蔵の名前での自主公演は最後だし記念にと申し込んだら、運よくチケットが当選しました。

(むしろジャニーズjrのファンクラブ入って当選したのコレだけって…)

 

まず驚いたのが客席の圧倒的女性率。

女性:男性=9:1

SnowManファンの多さもあると思うけど、それでも海老蔵さんの後援会でもチケット売ってるわけですし…

それでこの女性率はかなり衝撃的。

多分私が今まで見た歌舞伎の舞台で一番の人数比の偏りです。

 

さて本編の感想ですが、うーん。

ステージとしては満足、歌舞伎としては物足りなさを感じてしまいました。

海老蔵さんの「歌舞伎を縁遠く感じている方に気軽に見ていただきたい」というテーマとしては“はなまる”。

源平布引滝の世界をまるで絵巻物のように順を追って見ることが出来、人物同士の関係性もとてもわかりやすかった。

歴史年表のように時間軸を横軸とすれば、その横軸の見せ方はとても面白かったです。

ですが、縦軸の密度は正直歌舞伎好きとしては物足りなかった…

全体的にあっさりしている…ある意味そのあっさりさも歌舞伎らしいと言えば歌舞伎らしいけれど…

だから絵巻物のような世界だなと思いつつも、一方ではダイジェストっぽいとも思ってしまいました。

でもこれだけは言いたい。

多分海老蔵さん以外の役者がこれやったら、さらにあっさりした薄味の舞台になっていたと思います!

海老蔵さんのパワーとオーラで補填している部分が大きいです。

あぁでも松也さんの義賢最期を今とても見たい…

義賢最期がショートバージョンだったから…

個人的には浅草で見た松也さんの義賢最期がマイベスト義賢最期なんです。

それはさておき、海老蔵さん見てるとお父様が本当に上手くお育てになったなと感じます。

プライベートでは色々ありましたけど、役者としては器を削りすぎずに、ここまで大きな器をもった役者に育てたなと。

うん。海老蔵さんはこれでいい。

家柄的になんでもかんでも色んなお役にチャレンジできる立場ではないですから、今後もお父様と同じで自分で新しいことをどんどん取り組んでいくことでしょう。

ただ五十、六十過ぎて、どんな役者になるか。

先人たちが遺してきたものを後世に渡せる役者になれるかは…拝見させていただきましょう。

 

 

SnowManの宮舘さん、阿部さんも頑張っていらっしゃいました。

務めていたのが源義仲と手塚太郎光盛で、この舞台の狂言回し的な役回りでもありました。

なので客演的に少ない出番かなと思いきや、しょっぱなから出てくる出てくる。

他の役者さんは何役もやられているので、一役通じての出番では一番多いんじゃないかってぐらい出る出る。

役者としての初々しさが、義仲と手塚太郎の初々しさに直結していてとてもよかったです。

狂言回しとしての役割も大成功ではないでしょうか。

SnowManファンにとっては、もし歌舞伎が難しいと感じても二人が出てくることによってもう一度立て直せる。

歌舞伎に慣れているお客さんにとっても、新鮮な空気が舞台に入ることによってまた新しい実盛物語を楽しめる。

そりゃ歌舞伎の台詞回しやら一朝一夕に身につくものではないですが、外部の役者・アイドルが歌舞伎に出る役割を立派に果たしていらっしゃったと思います。

阿部さんは最後の実盛との別れの場面難しそうだったなぁ…あの抑え込みながらの「実盛様」は難しいよ…歌舞伎のテクニックめっちゃいるやつだよ…がんばった!

あと宮舘さんが義仲が似合い過ぎて日本人形にして和室に飾りたい。

そうそう滝沢歌舞伎ZEROで阿部さんは二人椀久的な舞踊で女方にチャレンジしてらっしゃいましたが、立役のほうが似合うと思うな。

 

あと私の推しのひとり、中村児太郎さんについても語らせてくれ!

個人的にこの舞台のMVPは児太郎さんです。

贔屓目なしに見てもとてもよかった。

彼の強さの中のかわいらしさが海老蔵さん相手だとさらに際立つのですよ。

数年前から海老蔵さんと共演が多い児太郎さんですが、なんかもう海老蔵さんの女なのくらい囲われてませんか?

個人的に義賢最期の時の、海老蔵さん演じる義賢と小まん演じる児太郎さんにむっちゃニヤニヤしちゃったよ。そういう関係性のお役ではないのに。

大きな役も付くようになり、本当にこれからが楽しみ。

来月の阿古屋の成長も楽しみだな。

 

 

成田屋のするどい眼光が厄除け感半端なくて、気分は11月にして大晦日

まだまだ年内に歌舞伎を見る予定はたくさんあるのに、なぜか「今年最後の歌舞伎だ」「あー、いい一年だった」と思えてしまう不思議。

縁起物ですね。