この記事は多大なネタバレを含みます。
1年前の2019年の2月第二日曜日。
ルパンレンジャーvsパトレンジャーが最終回を迎えました。
あれからちょうど一年。
2020年2月第2日曜日、私は映画館へ。
「劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーvsルパンレンジャーvsパトレンジャー」を見るために。
テレビ放送から1年が経ち、今の主役はリュウソウジャー。
キラメイジャーエピソードZEROとの同時上映時間というボリュームからも、正直期待はしていなかった。
泣いた。
アラサー、劇場で泣いたってよ。
ギャングラーから大切な人たちを取り戻し、いつも通りのルパンコレクションの奪い合いで幕を下ろしたテレビシリーズ。
その後の世界は、大切な人たちと幸せに暮らし、時々警察とも仲良くやってくれればいいな、なんて願っていました。
……甘くなかったルパパトは!
所詮夢物語だよ、そんな妄想!
大切な人を取り戻してもなお、快盗がお尋ね者ということは変わらず。
ルパパトお互いに居場所を知らず、顔を合わせるのは現場だけ、ルパンコレクションを奪い合う時のみって!
魁利が偽名を使っている・透真が国際警察に見つからずにお店をやっているということは、快盗3人は魁利・透真・初美花という存在は消して生活をしているということ。
そして透真にいたっては彩さんからも距離を置いている…ってことは、魁利・初美花も家族とは距離を取っているだろう。
ということは、普段、魁利・透真・初美花という名前で呼んでくれるのはノエルとコグレさんぐらい。あとは現場で顔を合わせる国際警察。
重い…!
それも今まではジュレという拠点があったけど、今は三人別々に暮らして必要な時だけ招集みたいだし…
さらに重い!
でもその重さが尊い!!!
1年経って快盗も警察も大人になってて、まとっている哀愁がもう段違いでさ…
快盗と警察の距離感がね…もう……絶対に埋まらない飛び越えられない溝がそこにはあるんだよ!
多分国際警察のお偉いさんが快盗を無罪放免にしても、おそらく埋まらないだろうなってものが。
そして快盗は警察が無遠慮にそこを縮めてこないとわかっているし、警察も踏み込んではいけない部分というのをわかっているからこその信頼関係。
やっぱり重い!
でもその重さが尊い!!!
結局3人は、どんな視聴者より覚悟決めて快盗やってたんだよ!
そして警察3人も、どんな視聴者より覚悟決めて快盗を追ってんだよ!
ああああ重い!
でもその重さが尊い!!!
その重さが尊いんだよ!!!
テレビシリーズから続くその重さが私たちは好きなんだ!!!
腐女子目線で例えるなら、ルパパトは圧倒的JUNE。昨今の光の腐女子にはハードすぎあの頃のJUNEの空気。
これが俺たちが選び取ったハッピーエンド…!
くぅうううう…重い!重尊い!!!
ルパパトの業から目を背けずに、彼らのその後を教えてくれた香村女史ありがとう!
リュウソウジャーもありがとう!
あなたたちの光がルパパトの陰を際立たせてくれました!
出来ることなら5年後でも10年後でもまた彼らに会いたい。
あれ?
でもそうすると警察のvsビークルを快盗は取り返せていないということになるわけで、
それはイコール、まだ快盗と警察のこの関係は変わらないということ。
やばい。重い。
見たいけど重い!!!
個人的にスーパー戦隊で一番HP抉られた最終回はタイムレンジャーなんですけど、ルパパトは今回の劇場版によってそれに並ぶ抉りを見せてくれました。
あー!重さって尊い!!