ひのきのぼうの沼日記

そう、人生は沼だらけ

Berryz工房と過ごした三日間

3/3日本武道館にて、Berryz工房の歴史が幕を閉じました。

2/28,3/1と有明コロシアムにてBerryz工房祭り。
3/2に東京プリンスホテルにて後夜祭。
3/3には日本武道館でラストコンサートと、四日間ファンのために頑張ってくれた七人にまず感謝。
私は28日には参加できなかったものの、3/2の後夜祭に運良く当選したこともあり三日間現地で楽しめました。

有明ではハローのグループ総出演で、Berryz工房の曲を歌ってくれました。
メンバーのblogを見てると、どのグループにどの曲を歌わせるかというのはBerryz工房のメンバー自身が選んだようです。
カントリー・ガールズのハピネス~幸福歓迎~や笑っちゃおうよBOYFRIENDとかドンぴしゃですよね。
自分達の歌や各グループの色を良く理解し、パズルのように組み立てることができるBerryz工房は裏方としても優秀なのがわかります。
そして自分達のパフォーマンスも楽しいという。
そう楽しいんです。
Buono!コーナーで愛理が泣いたり、メッセージコーナーで舞美が泣いたりはありましたが、Berryz工房のメンバーはラストが近づいていることを感じさせないパフォーマンスをしてくれます(安心感で熊井ちゃんから水滴が垂れてたけど本人いわく涙じゃないのでノーカンってことで)。
きっとファンの皆も活動停止という実感は全くなかったんじゃないかな?
個人的に高まったのは、恋の呪縛からの胸騒ぎスカーレットという、私がBerryz工房と出会いファンになった二曲が連続できたこと。
嬉しかったなぁ。

そんな満足感と幸せを貰って翌日は後夜祭。

後夜祭ってなにやるんだろう?
まったり座って有明公演を振り替えってのトークショーかな?
と思ってたらガチで祭りでした。

メンバーデザインのスタンプラリーがありーの、やきそばや唐揚げが売ってたり、ゲームコーナーがあったり、衣装や思い出の品の展示コーナーがあったり。
ファンが思い思いに楽しんでる中、Berryz工房メンバーが自由に動き回るというスペシャルなイベントでした。
スタンプラリーのスタンプを押してあげたり、ゲームコーナーでファンと対決したり、メッセージボードにファンが書いたメッセージを張り付けたり、唐揚げに旗刺したり、焼きそばに青のりかけたり、自分でスタンプラリーを集めたり、鯛の着ぐるみ着たり…etc.
勇気のない自分は遠くから眺めて楽しむだけでしたが、目の前に素に限りなく近いメンバーがいるのは本当に良い経験でした。
まぁファンに見られてる以上は素にはなれてないかもしれないけど…
アイドル(それも十年戦士のトップアイドル)がステージを降りたときにはどう見えるのか、以前からとても興味深いところでした。
そして今回間近で見てわかったのが、ファンに元気を与える彼女たちのエネルギーはとてつもないということ。
多分体内に渦巻いているエネルギーの量が桁違い。
このエネルギーがあるから1対何千という人間にパワーが届くんだ。
先天的にパワーがある子もいるし、後天的にパワーが備わってきた子もいるだろう。
でもどんな背景があるにしろ、十年以上多くに人間に元気を与えてきた彼女たちのエネルギーは間違いなく十年以上頑張ってきた彼女たちのプロ魂から発せられている。
最初は部活感覚だったかもしれないけど、どんなに辛くてもプロとしてのふるまいを要求されそれに答えてきた彼女たちの魂の大きさを見せられた。
あとステージマジックなんてなくて、皆半端なく可愛かった。

そして遂にラストコンサート。

一曲目からスッペシャルジェネレーション。
座席がステージ真横の一番上の一番後方である立ち見席だったので、メンバーが一列に並ぶのがよく見えた。
なので「カッカッカッカ」とリズムが来た瞬間に「スッ!」と出れたのは、すごく嬉しかった。
ラスコンで「スッ!」をスカすなんてことをしたら一生後悔するしね。
Berryz工房の曲は名曲ぞろいすぎて、もう来る曲来る曲が楽しすぎる。
今回はセトリ・衣装など、メンバーのセルフプロデュースらしい。
そんな彼女たちが自分たちから猿の着ぐるみを着てくれたのはうれしかった。
「真剣にふざける」という芸当ができるのはハローの中でも彼女たちだけ。
やっぱりファンとしては猿の着ぐるみだろうが鯛の着ぐるみだろうが、全力で笑いを提供してくれる彼女たちが大好きなのです。
あと、盛り上げ曲でもバラード曲でも昔の曲でも新しい曲でも、常に偽りなく等身大で表現できるのが彼女たちの強みだと思った。
正直に自分たちの個性を伸ばしてきた彼女たちの歌には偽りがないんです。
普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?とか、今回は迫力が違いました。
この曲ってもう少しポップで軽やかなイメージがあったんですけど、今回は彼女たちの気迫というか思いの強さがひしひしと伝わってきて、めちゃくちゃ力強い曲になってました。
武道館に響くベース音がお腹の底まで響いてきて、彼女たちのアイドル道の根の深さを感じることが出来ました。
MCでは桃子と千奈美のさすがのトーク力を見せてもらえて笑わせてくれたし、VTRでは泣けた。
でも本編は終始、本当に楽しくて楽しくてあっという間だった。
アンコールからは号泣したけどね!
最後のLove together!とか会場が自然と大合唱してて泣きながら鳥肌が立ちました。


清水佐紀ちゃん
ハローで佐紀ちゃんのダンスが一番好きです。
夏先生にも認められたほどの天賦の才と努力で、ありえないほどのリズム感をもったダンスをしてくれます。
そして演技もうまいし、人を見る目もある。
Berryz工房では一番の天才タイプなのかな?
キャプテンとして気苦労も多かったと思うけど、佐紀ちゃんがキャプテンで本当に良かった。
これからも絶対ダンスは続けてほしいし、いつかハローの振り付けもやってほしいです。
おぱょ!

嗣永桃子ちゃん
私は尊敬する人と聞かれると、ももちの名前を必ず書きます。
好きとか通り越して尊敬の域に達しています。
頭の回転の速さもさることながら、周りの生かし方もよくわかっているし、自分を客観的に見ることもできてる。
歌声は音域が広く、アイドルソングからロックまでなんでも歌いこなす迫力があります。
事務所は早く、教育テレビの歌番組のお仕事を取ってくるべきだと思う…
今後はカントリー・ガールズでの活動になりますが、後輩たちをどう育てていくのか楽しみです。
ももちなら安心してカンガを任せられると思ってます。
後夜祭で近くを通ったももちの横顔はガチで綺麗でした。

徳永千奈美ちゃん
知れば知るほど大好きになっていきました。
多分千奈美がいなくなったらBerryz工房Berryz工房じゃなかったと思う。
その天真爛漫なキャラクターは誰にも真似できないです。
歌声は可愛く、笑顔はずーっと子供のころから変わらず、喋ればハチャメチャで、日焼けサロンにも通ったりするし、食事中の写真を撮るときは常に下を向いてるし、本当にたまらん。
かと思えば、スタイルめっちゃよくて、後夜祭でも目の前で千奈美を見てスタイルの良さに驚きました。
鯛の着ぐるみを着ながら、ファンと会話をする千奈美の頭の回転の速さにも笑わせてもらいました。
バカっぽいが本当のバカにはできないよね。
武道館、最後のメッセージの時に千奈美の涙を見てもらい泣きしてしまった。
あとももちとのDマガで号泣だよ。
今後は是非、イエノミのMC席を狙ってほしいです。

須藤茉麻ちゃん
いつも真面目。
サバサバしてる。
涙を見せない。
そんな印象だった茉麻の、武道館でのメッセージで私の涙腺は決壊しました。
アイドルに全く興味のなかった女の子がいきなりアイドルになって十二年半も頑張ってきた。
そんな彼女から紡ぎだされる言葉は本当にまっすぐで、この子って私が今まで思っていた以上に素敵だったんだとラスコンで気づきました。
遅いですよね。
今まで色々周りから厳しいことを言われたこともあったと思うけど、それでも時間を巻き戻せたとしてももう一度同じ道を歩みたいと言ってくれた彼女にありがとう。
後夜祭でファンと目を合わせた時の目力が印象的でした。

夏焼雅ちゃん
後夜祭で自由気ままにしてる雅ちゃん雅ちゃんだった。
この『夏焼雅感』はなんなんだろう。
歌でもダンスでも立ち姿でも、どんな時もあふれ出る雅ちゃん感。
スカートをなびかせるだけでも「雅ちゃん!」とわかるから。
個性の塊みたいな子です。
多分ハロプロシルエットクイズがあったら、すぐに正解できると思うぐらい雅ちゃんなんです。
アイドルがきっと天職。
つんつんしてるようでめっちゃ義理人情に厚いところも素敵。
今後も歌を続けてくれるようなので、雅ちゃん感を堪能させてくれることでしょう。

熊井友理奈ちゃん
後夜祭で目の前を通った彼女はモデルさんのような、ではなくモデルさんでした。
顔ちっちゃ!
Berryz工房の音楽って耳にひっかかるというか爪痕を残すんです。
聞き流してても歌詞が自然に入ってくる。
そんなBerryz工房ミュージックのひっかかりを作ってくれているのが彼女の声だと思います。
ハスキーだけど細くなくしっかりしてる。
安心感とか熊井ちゃんの声がなきゃ安心できないもん。
しゃべると天然さんでくまくまトークが可愛いし。
今後はモデル業にも興味があるようで、その長身を生かして是非頑張ってほしいです。

菅谷梨沙子ちゃん
Berryz工房で一番最初に好きになったのがりしゃこでした。
天使のような容姿からは想像できないほどの、大迫力の歌声の持ち主。
そして表現力はハロプロ一だと思います。
魂の底から出てくるような歌が聞けなくなるのはさびしい。
Love together!の語りかけるような歌い方は、菅谷梨沙子の現時点での集大成を見せてもらった気がします。
小さい頃からすべてをアイドルに捧げてきて本当に大変だったでしょう。
今はゆっくり休んでください。
そしてチャージできたら、また舞台で歌ってほしいです。
待ってます。



ベリヲタ
あんたら最高だよ。
こんなに会場一体になって踊るヲタの中に混じれて幸せだった。
ベリヲタって狂ってるって言われてるけどさ、ただのバカじゃないベリヲタが大好きだ。
私は在宅が長かったけど、ずっと現地でベリーズコールしてるおまえらがうらやましかった。
メンバーを支えてきたベリヲタに拍手!





この四日間でBerryz工房が歌っていない曲はたくさんあります。
歌っていない曲まとめたら、二三本セトリ組めるぐらいだよ。
でもつんくさんの言葉を借りれば「聞きたい曲はあった、でも聞くべき曲は聞いた」感じでしょうか。
満足です。
自分たちの力を伸ばすだけでなく、ファンを楽しませることに重点を置いてきたようなBerryz工房だからこそ、この四日間のセトリは満足のいくものになった気がします。

最後まで、最強のエンターテイナーでした。





私のアイドルファンとしての人生はこれで終わりました。
これからはただのアイドルヲタになります。






ありがとうBerryz工房










大好き。













ps.客席に置いてあったハロコンのチラシ見て、正直Berryzいないだけで色が薄くなったと思ったのは私だけ?