夜の部二本目は『道行初音旅 吉野山』です。
義経千本桜の一幕、道行です。
道行とは…
浄瑠璃や歌舞伎で、主として男女が連れ立って旅行などをする場面。また、その所作。駆け落ちや心中などの場合が多い。
でも今回は駆け落ちや心中といった、死への道ではないです。
源九郎狐と静御前の踊りです。
そこに敵方の早見藤太も加わり、捕り手と共に華やかな一幕です。
源九郎…梅玉
静御前…藤十郎
早見藤太…橋之助
大御所の共演でございます。
静御前の圧倒感がすごいです。
鼓を打つのも堂に入ったものです。
静御前が大御所中の大御所の藤十郎さんだから、源九郎狐が大御所の梅玉さんでも釣り合うんですよね。
贅沢です。
捕り手の皆さんの身体表現はいつ見ても「すごい」と思うばかりです。
あんなに飛んだり跳ねたりできるのは羨ましい…
~どうでもいいメモ~
義経千本桜は最近だと猿之助さんの印象が強いです。
源九郎狐の身体表現もとってもすごいです。