ひのきのぼうの沼日記

そう、人生は沼だらけ

アオイホノオ

昨日まで放送していたドラマ『アオイホノオ』がとても好きでした。
とにかく面白い。

あくまで「フィクション」である作品という体なのですが…

今第一線に身を置いているクリエイターさんたちの若かりし頃の姿がのぞき見えたり、昔のアニメや漫画ファンの熱さが見えたり、リアクション芸だったり、顔芸だったり…
隅から隅まで、ずーっと面白い作品でした。

でも。
焔モユル(主人公)の姿を見ていると、なんというか鏡を見ているような(笑
いつも自信満々で、プロの漫画家を目指しながら、周りとの実力差に打ちひしがれ、それでも発想の転換で打開策を思いつき、でもまた叩かれて堕ちて、だけど結局漫画を描き続ける…
夢を追う人間なら誰でも鏡を見ているように感じるんではないでしょうか?
こういうモユルの姿を毎週見て、「うわ~」と頭を抱えながら、見終わる頃にはなんだかスッキリして悩みが吹っ飛んでるんですよね。
その週辛いこととか悩んでることがあっても、毎週金曜日アオイホノオが終わるころには「なんか行けるんじゃない?自分」ってプラス思考に代わってるんですよ。
30分強でこんなに思考が変わるなんて。
すごい作品です。

そして最終回。

印象的だったのが、モユルが念願のデビューを果たしたとき、ライバル視していた庵野ヒデアキに言われた言葉。

「プロの責任と不安」

念願のプロになったというのに、あまり嬉しそうにないモユルにかけた庵野の言葉。

嬉しさよりプロになった責任と不安のほうが大きいという言葉に、ドキッとしました。

プロって、この一言に全てが凝縮されてるんだなと。
心臓をつかまれました。
もし私が『プロフェッショナル仕事の流儀』にでも出演することがあったら、この言葉使わせてもらいますわ。






-あなたにとってプロフェッショナルとは?





-責任と不安ですね ( ´,_ゝ`)ドヤ