歌舞伎役者 坂東巳之助・坂東新悟presents 坂東巳之助・坂東新悟の「歌舞伎いまじナイト」ですよ。
奥さん。
うふ(*'-'*)
東京のベイエリア・青海にございます、東京カルチャーカルチャーで行われた『歌舞伎いまじナイト』に行ってまいりました。
歌舞伎はよく見に行きますが、このような歌舞伎役者さんのトークイベントに参加するのは初めて。
東京カルチャーカルチャーは、お店の中にちょっとしたステージが設けられていて、お客さんは飲み食いしながらイベントを楽しむといったような作りになっています。
そのおかげで距離が近い近い。
Ustreamでの生配信もあり、本当に店内は和気藹々といった感じでした。
入場すると、着ぐるみ二体がどこからともなく登場し店内を歩き回ります。
猫ちゃんと残念なブースカ(笑)みたいな二体。
お客さんに手を振ったり、写真撮影に応じたり、自由に歩き回っていました。
東京カルチャーカルチャーはこういう出迎えサービスをしているのかしら…
が、あきらかにおかしい( ?´_ゝ`)
そう。
猫の方が明らかに背が高すぎて、おまけに薄い。
( ̄∀ ̄)
なんと。
中の人は、巳之助さんと新悟さんでした。
早々とばれてましたが…
開演前に今回のオリジナルスイーツである、家紋入りパンケーキを頼みました。
小ぶりなパンケーキ三枚に黒蜜・あんこ・クリームがついて、見た目以上に結構なボリューム。
上には抹茶パウダーで板東家の家紋が!
かわいいし、美味しい一品でした。
そんなこんなで開演時間。
テリー植田さんと関亜弓さんが登壇し、主役のお二人を呼び込みます。
すると、客席にいた着ぐるみ二体が見栄を切りながら頭をはずし…巳之助さんと新悟さんが登場!
近い(゚Д゚)
着ぐるみ内はとっても暑いとのことでしたが、巳之助さんは仮面ライダー好きということもあり、かなり嬉しそうでした。
という流れでイベントスタート!
見ているだけで仲が良いのが伝わってきます。
お互いのことを他己紹介したり、妄想歌舞伎の大先輩・染五郎さんからのビデオメッセージも来ましたね。
ビデオメッセージ見つつの巳之助さんの嘘泣きから、某地方議員の泣き真似に発展したのには笑いました。
さてさて、お二人はblogが面白いということで「お二人が徹子の部屋にゲストで呼ばれたら(黒柳さんがblogにかかれた情報を色々聞いてくる)」というテーマでトーク。
例えば、「あーた、テレビに出たら顔色が悪いとか髪型がおかしいとか言われたみたいだけど?」みたいに。
お二人のblogの真相について色々聞けたコーナーでした。 面白かったのが、お二人が書いた独特な絵を消ゴム判子作家でもあるやきそばかおるさんが消ゴム判子にしてくれたのです。
私も押してきましたよ~…
なんか狂気(^q^)
そんな絵の流れから?お二人の画力を確かめることになり、お互いの天日坊の役を書くことに。
巳之助さんは新悟さんの傾城、新悟さんは巳之助さんの時貞。
結果、巳之助さんは新悟さんが着替え途中、お腹に腹布団をぐるぐるに巻き付けた絵(下手じゃない)
新悟さんはベストを着たなんかおかしい侍の絵(上手くない)
新悟さん残念!
ちょっとどいひーなイラストの後は、プロの才能と歌舞伎がコラボするコーナーへ。
マスキングテープで作った絵だったり、
3Dネイルアートだったり、
お二人のどいひーな絵をラインスタンプにしてみたり、
すごい!
ラインと言えば。
歌舞伎のキャラクターがラインをやったらという設定で、封印切の忠兵衛(巳之助)と遊女・梅川(新悟)がライン上で会話をしたのですが…
最初好き好き言い合ってたのに、梅川が黙って他の客とユニバに行ったのがバレて、忠兵衛が問い詰める。
なんとかごまかそうとするも、梅川のFacebookを忠兵衛がチェックしていてバレる。
でも最後には巳之助丈の名台詞で締めるというきれいな会話の成立。
最高に面白かったです。
そして、歌舞伎の衣装を現代版・洋服にしてみた。
これがまたおしゃれ!
連獅子と手古舞をアレンジ!
連獅子の赤い毛は、パーカーで。
普通にクオリティーが高くて、びっくりしました。
昔の歌舞伎人は本当におしゃれ上級者だったんですね(写真ぶれた
そんなこんなで一部終了。
二部は皆さんからの質問コーナーがあり…
最後は娘道成寺の舞尽くしの科白をラップにしてみるという斬新な取り組み。
巳之助さんはギターを弾き、新悟さんはなんと途中から歌いました!
(((( ;゚д゚)))
メロディはアナ雪!
その歌唱力たるや…
おもしろかったぜ(☆゚∀゚)
駆け足で紹介してきましたが、ざっくりこんなイベントというのがおわかりいただけたでしょうか?
なんと終演後は公開打ち上げもあり、希望者はそのまま飲み放題で打ち上げに参加できるというサプライズつき!
打ち上げはもちろんUstreamの配信もないので、けっこうぶっちゃけたトークが聞けましたよ。
あと、書ききれなかったこととしては…
新悟さんはもののけ姫を歌舞伎でやりたいらしいです。
サンは七之助さんとか、エボシ様は福助さんとか配役も教えてくれました。
中でも、コダマは…( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
聞いて、会場中納得。
新悟さんはアシタカ希望だったのですが、やはりデイダラボッチになりました。
楽しい、そして良いイベントでした。
以下、自分の考え↓
こういうイベントって本当にすごく良いと思いました。
歌舞伎を色んなアプローチでとらえていく。
間口を広く、いろんな形の入り口を用意してもらえたら、若い人も歌舞伎に足を突っ込みやすくなるんじゃないかな?
でもそのためには、歌舞伎に対する深い理解をもっていなきゃいけない。
だけど理解だけじゃなく、それを柔軟に解釈する頭も持たなきゃいけない。
そういう意味でも、今回は歌舞伎役者さんならではのイベントでしたね。
巳之助さんと新悟さんのエネルギーはすごかったです。
演技をするとき、パワーでコントロールしないでエネルギーでコントロールするようにと言われますが。
やはり舞台に立つ人間。
エネルギーが半端なかったです。
その質量が、今後歌舞伎界をさらに濃くしていくと思うと益々今後が楽しみですね。
~どうでもいいこと~
悔しかったのが、新悟さんが「一分でわかる歌舞伎」みたいなやつを作りたいといっていたこと。
私も同じこと考えてて、動画作ってサイトにアップしようとしてたから、やられた~と思いました(*´Д`*)
(2014.10.5をもって、一部の写真の掲載を終了しました)